コケの家

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  • 恵比寿
    個人住宅
  • 2008.05

東京・恵比寿を流れる渋谷川沿いに建つ木造家屋をリノベーションし、住居兼アトリエにするプロジェクト。
数々の増改築が繰り返されてきた既存家屋には不思議な廊下や小部屋、中庭などがあり、これらを活かしながら新しい生活形態に「馴染ませる」ようなデザインをすることにした。廊下は書斎として使い、小さな和室はアトリエに。窓の外には川の堤防のコケがちらほら見える。そこで、既存部分と改築部分、内部と外部の環境をやわらかく「馴染ませる」ために、コケを乾燥させたドライモスで室内壁面を覆っていくことに。通常、壁紙の絵柄は自然を平面的に模倣しているものが多く、また、全面にコケを貼ると生々しくなりすぎることから、この中間として、コケで壁紙のようなパターンを表現した。これにより人工物でも自然物でもない、曖昧なテクスチャーが生まれた。同じパターンはアトリエの開口部や扉の取手、ケーブル孔などにも使用され、コケのパターンと空間がより「馴染む」ようになった。

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Photographer : Daici Ano