BEIGE,

  • tokyo /nagoya
  • 2012.02
for Onward

オンワード樫山が2012年春より新たに展開するレディス向けアパレルブランドの店舗デザイン。
素材が本来持ち合わせる「素の色」という意味をもつ「BEIGE」をブランドコンセプトに、シンプルで機能性がありながらもさり気ない遊び心によって素材の魅力を引き出している商品をラインアップしていることから、同様の考え方をそのまま店舗デザインに置換することを考えた。建築やインテリアの骨組みに使用される「C型鋼」とそれを覆う「壁面」、そして視線を遮るために最後に取り付けられる「カーテン」という3つの要素の本来の関係性を入れ替えることで、既存の空間の中に独立したフレーム状の空間が生まれ、カーテンはその周囲を柔らかく包み込み、白い壁はカーテンに光を供給するための存在となった。フレームにはハンガーパイプ、照明、トルソーやバッグ用什器といった機能が自由に取り付けることができ、それらの配置によって店舗内の仕切り方や動線を柔軟に変えられるようになった。結果的に、ありきたりの素材をシンプルに扱いながらも高い機能性を持たせ、「関係性のシャッフル」というさりげない遊び心によって素材の魅力を充分に引き出すこととなった。

Photographer : Masaya Yoshimura