blade

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  • 2020.05
for 関家具

丸い断面の部材で作られた木製家具は空間に柔らかさをもたらすものの、接続部が複雑に見えて視覚的なノイズになったり、平面や直線の多いシャープな空間に馴染まないことがある。一方、四角い断面の部材で構成された木製家具は接続部が綺麗に整えやすく、シャープな空間との親和性も高くなるが、硬さや鋭利さに加え、重厚感が出すぎるというリスクがある。そこで、双方のメリットを生かした木製のスタッキングチェアをデザインしたいと考えた。

まずは、丸い断面の部材でフレームを構成。そこへ成型合板製の背と座を取り付けたのち、最後は脚と背もたれのフチを直線的に削ぎ落とすことで、部分的に四角い断面のような平面と稜線を持つチェアが生まれた。これにより、各構成要素の接続部分をシンプルに収めつつ、柔らかさと緊張感のバランスを保つことができた。

チェア以外にもテーブルとハイスツールもラインアップ。一面だけが切れ味鋭く削がれた様子と、背もたれがT字カミソリにどことなく似たシルエットをしていることから「blade」と名付けた。

Collaborator : syk, tom
Photographer : Akihiro Yoshida