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  • ミラノ
  • 2009.04
for Tokyo Fiber 2009 SENSEWARE

日本の化学繊維技術から生まれた先端素材の魅力を伝えていくことを目的とした「TOKYO FIBER’09 SENSEWARE」の出展作品。
加熱プレス成型加工が可能な特殊ポリエステル長繊維不織布「スマッシュ」。その熱可塑性という特徴に加えて、軽さや破れにくさ、 そして何よりも光を通したときの美しさから「提灯」のような照明 器具を作りたいと考えた。
通常の提灯は木型に竹ひごを巻き付け、糸で縦方向の補強をした後に和紙を貼っていくことで作られるが、あたかも「吹きガラス」のように「スマッシュ」に熱を加えながら空気で膨らませていくことでシームレスな「一体成型の提灯」ができることがわかった。完全に制御することができない、空気圧によって歪んだ形状はひとつひとつが異なる表情をもち、また、吹く工程で少しずつ手を加えることで、金型で作られた工業製品では難しいまるでウィルスや菌類のような多様性を生み出すことが可能となった。
根元に光源が仕込まれた単純な構造であるが、摂氏80度以上の熱が内部で籠ってしまうと変形してしまうため、台座と同時にヒートシンク(放熱器)としての役目とを果たすアルミ削出し加工のソケットに、低発熱のLEDをマウントすることで実現した。

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Photographer : Masayuki Hayashi