bouncy layers

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  • 2017.06
for KUKA

家具の製造販売を行うKUKA社が主催した展覧会「Home Living Boundless Design」のためにデザインされた
コレクション。
与えられたテーマが「intelligence(=知性)」であったことと、ソファやラウンジチェアといった布張り家具が
同社の特徴であることから、 それらの家具が持つ「柔らかさ」という本質的価値に着目し、別の形で表現
することに。
通常は発泡ウレタン、綿や羽毛、ベルトやスプリング材といった多種多様な素材を使ってクッション性を
生み出しているが、 あえて1.5mm厚のポリカーボネイト板のみを使い、積層のさせ方や曲げ具合によって
「柔らかさ」を調節することを試みた。
空隙を多くしたり積層数を減らすと柔らかくなり、密に重ねたり曲率を小さくすることで硬くなるため、
人の体が触れる箇所は柔らかく仕上げ、フレームとの接合部や座面などは強度を持たせる、といった具合に
使い分けている。 そして、これらのポリカーボネイト板にフロスト加工を施すことで重なり加減が強調され、
あたかもブレていたり、ボカしたかのような独特の表現が生まれた。
このようにして、既存の家具から「柔らかさ」という本来は目には見えない要素を抽出し、視覚化させることで、
来場者の知的好奇心を刺激する契機となることを目指した。

Collaborator : nis,shr
Photographer+Filming : Hiroshi Iwasaki
Film Editor : mindo