candy-wrapper collection

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  • 2020.06
for CHJ

紀元前から存在していたと言われる中国の伝統技術「フィリグリー」。金や銀を直径0.2mm〜0.6mm程度まで、糸のように細く伸ばしたものを編み合わせた上で溶接していくことで立体物へと作り上げる技術であり、まるでレースのように見えることが特徴。そこへパールや石を添えたり、エナメルで隙間を埋めることで着彩し、古くから装飾品やオブジェなどに使われてきた。

この技術を用いて、従来よりも若いターゲットに向けたアクセサリーコレクションのデザインが求められた。そこで、小さなパールやクリスタルを「飴」に見立て、それを覆う「包装紙」を金細工で表現することに。中の「飴」はあえて固定しないことで「包装紙」の隙間からその動きがちらほらと見えるようにしている。これにより「伝統工芸と量産品」「ラグジュアリーとカジュアル」そして「長く愛されるパーソナルなものと、瞬間的に消費されるもの」という複数のレイヤーの対比が鮮明なデザインとなった。

キャンディー型はネックレス、ブレスレット、ピアスの3アイテムを用意し、ロリポップ型はこれにリングも加えた4アイテムで構成。さらにギフトボックスや紙袋には、チープなお菓子の包装紙に使用されがちなフォントやモチーフを使ったパターンを作成し、ゴールドの箔押しで仕上げることで、このアクセサリーがもつ二面性をここでも表現したいと考えた。

Collaborator : shr (product) / nsz (graphic)
Photographer : Akihiro Yoshida