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  • 2018.11
for 杉田エース

災害時用の発電式モバイルバッテリーのデザイン。

災害時にスマートフォン用の電源を確保できることは、通信や照明といった必要最低限のインフラの取得を意味する。その中でも発電式バッテリーは有効な手段であるが、常に持ち歩くものではなく、 充電された状態で自宅に常備しておき、非常時にそれを持って避難することを想定したモバイルバッテリーを開発することに。

しまい込んでしまうと利用率が大幅に減るため、小物入れと一体化した充電ドックにすることで、 スマートフォンの充電やメガネや筆記用具といったものと一緒にしておけるようになった。 こうすることで、普段から目につく場所でバッテリーが充電されている状況が生まれると考えた。

バッテリーの発電はソーラー式や手回し式なども検討されたが、片手で行え、なおかつ発電効率に優れた新方式に。スティック状のバッテリーを約2倍の長さに引き伸ばし、途中でねじってL字に折り曲げ、 これを振り回すことで遠心力が働き、手回し式と比べて大幅に少ない力で充電ができるようになる。 このとき、遠心力を増すために先端付近にはできるだけ重量が必要なため、リチウムバッテリーが先端内部に配置された。 これは「バッテリーの重量」という、一見すると不利な要素を逆手に取り、それを生かしたデザインとも言える。

Collaborator: product nis / graphic kaw
Photographer : Akihiro Yoshida