ELLE DECOR International Design Awards Japanの受賞作品のための展示空間デザイン。13部門の受賞作品をそれぞれ展示台や壁を使って切り離すのではなく、「人型」に切り抜いたパネルを60体使った「人垣」によって緩やかに仕切ることを考えた。人が集まっているところは展示室となり、そうではない場所は自然と通路になった。離れた場所からは「人垣」によって作品がよく見えないため、来場者は自然と近くまで吸い寄せられていき、肩越しに鑑賞することになる。まるで路上パフォーマンスを楽しむときのような「興味を喚起する」デザインが生まれた。