吹きガラス職人が溶解したガラスを金属パイプの先端に絡みとり、金型の中で息を使って膨らませながら成形する様子から着想したコレクション。四角い金型の中でガラスを膨らました後、本来は抜き取るべきガラス部分をそのまま残し、天地をひっくり返すことでテーブルとなる。金型はそのまま脚となり、地面に押し付けられてフラットになったガラス底面が天板となる。金型を少し浮かせて吹くことで食パンのようにエッジが膨らんだものや、同時に複数の職人で同じ金型の中で吹き込むことで気泡状のガラスが互いを押しつけ合いながらが成形されているものなど、5種類の異なる手法を模索した。
