水の中でクラゲのようにゆらゆらと漂う花瓶。水を這った1800mmの水槽内に設置した大小様々な30個の花瓶がそれぞれ適度に揺らめくよう、水流の強さや向きが細かく設計された。
極薄に成形した透明シリコンの花瓶は、グラデーション状に色が変化するように二回着色を施し、まるで「色の輪郭」のみが浮遊しているかのような表現を意識した。
水で満たした花瓶の中に花を生けるのではなく、満たされた水の中に生けられた花と花瓶が同時に浮遊することで水の存在が希薄になるような、そんな新しい関係性を目指した。
水の中でクラゲのようにゆらゆらと漂う花瓶。水を這った1800mmの水槽内に設置した大小様々な30個の花瓶がそれぞれ適度に揺らめくよう、水流の強さや向きが細かく設計された。
極薄に成形した透明シリコンの花瓶は、グラデーション状に色が変化するように二回着色を施し、まるで「色の輪郭」のみが浮遊しているかのような表現を意識した。
水で満たした花瓶の中に花を生けるのではなく、満たされた水の中に生けられた花と花瓶が同時に浮遊することで水の存在が希薄になるような、そんな新しい関係性を目指した。