paper-torch

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  • 2017.08
for AgIC+TAKEO

紙やフィルム、布などに銀粒子を使ったインクをプリントすることで電子基板を作れるというAgIC社
の技術を活用してデザインした懐中電灯。

様々な紙で検証を行った結果、素材には選挙の投票用紙にも使われる竹尾のユポ紙を使用することに。
ユポはインク乗りが良く、表面が平滑なため少ない力でキレイに丸められる上、伸ばした際にクセが
つきにくい。丈夫で耐水性もあるため、工業製品にも適している。

紙の両側にプリントする電子回路には、市松模様のデザイン処理を施し、ボタン電池2個とLED7個を
導電性のある接着剤で接着。LEDの経路の距離を、紙の巻き加減で調整することで抵抗値を変化させ、
調光ができるようにした。 経路の距離が長いほど抵抗値が高くなり、反対に距離が短いと抵抗値が
下がることから、紙をゆったりと巻くと弱く、 きつく巻くと強くなる。さらにLEDが紙に触れると色
が変わることから、LEDを接着している表面を上にして 巻くとオレンジ色の暖かい光に、裏面を上に
して巻くと白い光になるといった、2種類の色温度の変化を楽しむこと も可能。

また、先端にリングが付いたスタンドに通せば、簡易的なデスクランプとして使うこともできる。
将来的には、非常用・防災用など、さまざまな用途に活用することが可能だと考えられる。 電子基板を
内部に隠蔽するのではなく、プリント基板として一体的にデザイン処理できたからこそ実現したデザイン。

 


Collaborator : abe, nrs
Photographer : Akihiro Yoshida