pyggy-bank

秋のデザインイベント「DESIGN TIDE TOKYO」に合わせて伊勢丹百貨店が開催した、
ブタの貯金箱がテーマのグループ展「PIGGY BANK COLLECTION」の一環としてデザインしたもの。
「PIGGY BANK」の歴史をひも解くと、中世ヨーロッパで「PYGG(ピグ)」と呼ばれる
赤い粘土で作られた素焼きの瓶やポットに余った小銭を貯めていたところ、とある誤解から
「PIG(ピグ=ブタ)」に転じ、ブタをモチーフにした貯金箱が作られはじめたという説がでてくる。

その「なりたち」をそのままデザインコンセプトにし、
お金を入れるための穴を「ブタの鼻の穴」のように配置した素焼きの瓶とポットにすることで、
「PYGG」と「PIG」の中間のような存在の貯金箱を作ることができた。

Client:
Isetan
Photographer:
Masayuki Hayashi
2010.10