sekki

sketch / image
DOWNLOAD
  • 2013.10
for ラッキーウッド by | n meister

1868年に創業し、国内のカトラリー生産の草分けである新潟県燕市の「ラッキーウッド」。「磨き」をはじめとする各種の金属加工技術には定評があり、それらの魅力を引き出すことを目的にデザインしたデザート用カトラリー。
スプーン、フォーク、ナイフの3種類があり、そのシルエットはまるで原始時代の「石器」のようにいびつなものとした。整っていない形状は機械による加工が難しく、おのずと職人の勘や手作業に頼らざるを得ない。厚みや重さも「石」のようにずっしりとしたものにして、さらに、背面をフラットにすることで「塊っぽさ」を出したかったため、肉厚の金属板を通常1回行うプレス加工を7回繰り返すことで実現した。表面加工は、凹んだ箇所がサンドブラストによるマットな仕上げ、その他は全て磨きによる鏡面仕上げにすることで、まるで「削り取られた」ような表情が生まれた。このような複雑な工程を、いずれも高い技術力で実践したことにより、「ひとつの石の塊から削り取られてできた原始的な道具」ようなカトラリーとなった。

sekki_sketch

sekki_06_hiroshi_iwasaki sekki_07_hiroshi_iwasaki sekki_08_hiroshi_iwasaki sekki_09_hiroshi_iwasaki
sekki_12_ayao_yamazaki

Photographer : Hiroshi Iwasaki (001-09)
Ayao Yamazaki (10)