semi-wrinkle washi

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  • 2013.10
for 谷口青谷和紙 by | n meister

鳥取県にある、国内唯一の「立体漉き和紙」を手がける「谷口青谷和紙 」。
和紙を貼り合わせて立体にするのではなく、和紙自体を立体的に漉くことで継ぎ目の無い美しい造形物が生まれる。ところが均質すぎるが故に、一見すると白いガラスやプラスチックの成型品と見間違われる可能性があり、紙の特性を活かすために、こんにゃく芋で揉み込んだ「シワ加工」を施したところ、今度は立体漉きであることがわからなくなってしまう、という問題に直面した。そこで、双方の利点を両立させるために、半分だけシワ加工がされた照明器具を製作することを考えた。
シワはグラデーション状に馴染ませることで、ふたつの表情が一体的になるように配慮し、また、シワによって全体サイズが縮むため、最終形状から収縮率を逆算して成形型の形状を決定することにした。このようにして、柔らかさと緊張感が両立した「立体漉き和紙ならでは」の表現が誕生した。

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Photographer : Hiroshi Iwasaki