un-printed material

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  • 2016.10
for Creation Gallery G8

東京の銀座にあるビジュアルコミニュケーションをテーマにした展示場「クリエイションギャラリー G8」で行った展示。
グラフィックデザイナーが紙と向き合って何かを表現するのと同様、別のアプローチで紙に対して向き合いたいと考えた。紙を使わずに「紙」を表現するため、3Dプリンターと手作業を組み合わせて紙の「リンカク」のみを抽出。紙は、丸めたり、折ったりした後にわずかな「クセ」が残る。あるいは、破れた際に切り口の表面が層状に剥離していく。わずかな表情を捉えて丁寧に表すことで、誰もが一度は感じたことがある「紙らしさ」を表現するよう試みた。ギャラリーは3つの部屋で構成。
1つ目の部屋では、太さ3mmの「リンカク」を持つA1版のポスターを空中に30枚浮かべ、所々に破れたりめくれたものを点在させた。2つ目の部屋では、太さ1mmの「リンカク」を持つハガキ大の紙を5段階で変化させていった。最後の部屋では、紙袋や牛乳パック、紙コップや折り紙などの紙を素材とする立体物を、これまでと同じく「リンカク」のみで表現。同時に、「元の立体物が何であったか」のヒントとなるアニメーション映像を流し、来場者の想像力を刺激するよう心がけた。
タイトルの由来は、印刷物を「printed material」と呼ぶことから、「un-printed(印刷をしていない) material(物質)」とした。

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