stone

  • 2018.01
for Zens

通常、茶器や食器のフタは平面状なことが多いが、これらを「カタマリ」状にし、そこに役割を与えることを考えた結果、まるで石ころが乗っているような佇まいの器が生まれた。

中国茶用のポットや鉄瓶のフタは中が空洞のシリコン製で、片面に複数の穴を開けることで、ポット内の茶葉をおさえる茶こしのような機能を持たせた。ガラス製の水差しにも同様のフタを使用することで、水出しのお茶用にも使えるようになった。また、中国茶のコップのフタは発砲ウレタン製にすることで、高い保温性を持ちながらも、器の上やテーブルに置いた際もカチャカチャという不快な音がしないよう配慮した。
どちらのフタも熱伝導率が非常に低いため、手で直接触っても熱さを感じない。角皿や丸皿、長皿といったプレート類にも同様の表現を発展させ、角皿、長皿は石ころの重さによって一部が沈んだかのような形状に。石ころは小鉢としても使え、ソースやタレなどを注ぎ入れて使うことも可能。丸皿には、中央部に石ころが沈み込んで一体化したようなデザインで、溝にソースなどが溜まることで、石ころがより一層強調され、独立したような見え方になる。

マグ、ドリッパー、コーヒーポット、ミルクとシュガーは、それぞれが「石ころを積み上げる」ようにして使えるようなデザインに。コーヒーポットやマグには、フタの代わりにそのまま石ころ型のドリッパーを乗せて使えたり、ポットの上にミルク&シュガーを乗せて移動させることもできる。