東京・六本木AXISビル内の4FとB1Fの両ギャラリーを使い、nendoが設立以来10年間で手掛けた230プロジェクトの中からプロダクト25点とインテリア25点をセレクトし、そのコンセプトやプロセスを概論的に紹介した展覧会。各作品の前に透明な中空ポリカーボネート板を積層した壁を建てることで、作品はモザイクがかかったような状態になり、来場者はひとつひとつの壁の裏に回り込まないと鑑賞ができない状態となった。見る角度によってモザイクの加減は異なるため、会場内の積極的な移動によってその表情は刻々と変化を繰り返し、壁同士の重なり合いも相まって、まるで万華鏡のように風景が移ろう展示環境となった。
photo by Daici Ano