2010年9月にPhilips de Pury主催のもとロンドンのSaatchi Galleryでお披露目された「thin black lines」を皮切りに、翌年にアトランタのHigh Museumで発表した「visible structures」、ニューヨークのFriedman Benda Galleryとロンドン&パリのCarpenters' Workshop Galleryに巡回展示した「scatter shelf」そして2012年1月にパリで二カ所同時開催されたCarpenters' Workshop Galleryの「farming-net objects」とspecimen editionの「object dependencies」の合計5つの家具コレクションと、1%productsの新作アイテムを一同に集めた展示。nendoがクライアントワークとは別に、日々社内で行っている構造的、素材的、あるいは視覚的な実験は、ギャラリーという環境によって具現化され、その後のプロジェクトに反映されていく。イスのために考えられたアイディアが空間デザインに応用されたり、逆に小さなオブジェクトに凝縮されるなど、その進化の仕方も様々である。この「基礎研究」とも呼べる継続的な活動内容をまとめて見せることで、nendoが見つめる少し先の未来をそれとなく感じ取ってもらうことを考えた。
Photo by Joakim Blockstrom