03 reflection house
エッシャーが「反射」や「屈折」、そして両者を多層的に組み合わせた表現に興味が惹かれていく
様子がわかる作品を展示。空間や作品の配置はできる限りシンメトリーにすることで「反射」を表現。
水をモチーフにした作品群は壁ではなく、エッシャーが見ていたのと同じ目線を意識した水平の展示台を使い、
奥に進むほどに「水滴 → 水たまり → 池」という具合に、水の深度が深くなっていくように並べた。
さらに、「目に映り込んだ骸骨」をテーマにした作品が左右の目でそれぞれ一点ずつあったため、
それぞれを壁の左右に配置し、まるで来場者がエッシャーに覗かれているような、遊び心も加えた。
最後に、部分的に切り欠かれたミラーを使い、「光と影が組み合わさってできた家型」が
壁面に浮かび上がるインスタレーションを用意した。