24 ISSEY MIYAKE

ISSEY MIYAKEの各ブランドからセレクトされた商品にオリジナルのアイテムを加え、
豊富なカラーバリエーションで展開する新コンセプトショップ。

手頃な価格帯ながら、別注色がシーズン毎に20色も登場し、2ヶ月おきに商品構成を入れ替えることなどから、
ダイナミックに変化し続ける「コンビニ」のような店舗作りが求められた。
そこで、ショップのネーミングは「24(トゥエンティフォー)」とし、コンビニのファサードなどに使われる
ストライプをモチーフとしたロゴが作成され、パッケージ類も食品用の包装容器が転用された。

ショップもまた、コンビニ特有の「調和の取れた混沌」を意識した結果、できるだけ狭い立地にたくさんの商品が
積み上げられ、さらに収納を無くして、在庫商品も全て店内ディスプレーとして露出することになった。
商品を除いた空間内の各要素は色を一切使用せず、ハンガーや棚などの什器は全て同じ太さ(7mm)の
スチール材をまるで「買い物かご」のようにストライプ状に立体化することで、
内部もディスプレーとして利用できるようになりつつ、これらの均質な白い「線」の集合体が、
商品の色を「ボリューム(塊)」として浮かび上がらせ、その変化によってショップ自体が
劇的に表情を変えてくれることを目指した。

Places:
Tokyo
Client:
ISSEY MIYAKE
Photographer:
Daici Ano
2009.09