chocolatexture lounge

年2回パリで開催されるインテリア雑貨やデコレーションの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」の
「デザイナー・オブ・ザ・イヤー2015」の受賞にあわせてデザインした期間限定のチョコレートラウンジ。
このためにデザインされたチョコレート「chocolatexture」を限定で400セット販売し、
その場で食べられるように、カッペリーニ、デサルト、グラスイタリア、エメコ、オフェクト、モローゾと
いったメーカーからnendoが過去に発表した家具の中から「柔らかく溶けている」印象のものをセレクトし、
全てチョコレート色に仕上げてラウンジ内に配置した。

ラウンジの周囲は直径8mmの太さのアルミパイプが約2000本林立し、一本一本がグラデーション状の
チョコレート色で少しずつ高さを変えながら塗り分けられることで、「溶けたチョコレートが大きく
波打っている」ように感じられる空間となった。飲食店とも、作品展示とも、インスタレーションとも
少し異なる、五感でnendoの世界観を楽しめる場所となった。

Client:
MAISON&OBJET PARIS 2015
Collaborator:
Koichiro Oniki
Photographer:
Joakim Blockstrom
2015.01