milan
このテーブルと椅子はギャラリーの奥に進むほど上に引き伸ばされたような形状になっており、
不思議な遠近感をつくり出すとともに、ギャラリーの入口からテーブル上の
全ての作品を俯瞰できるようになっている。ただし、ディテールまでは見えにくいため、
来場者が興味を抱くことで自発的に展示に近づき、さらに近くで見たい場合は椅子を脚立のように使い、
椅子に登って鑑賞することができる。全体としては食卓の風景でありながら、テーブルと椅子の関係の
再解釈することで、個々のプロダクトを違う角度や距離感で見ることができる展示空間となることを考えた。