15_山形鋳物 for 雅山

把手が中身の温度を伝える鋳物
Places :
ミラノ国際博覧会日本館ギャラリースペース
2015.05

そのルーツを平安時代中頃にまで遡る山形鋳物は、その繊細な造りから、すでに江戸時代から
全国的に知られていた。この鋳物でつくった急須とカップのセット。
熱伝導率のよさは金属の特徴のひとつであり、飲むものの温かさを手で感じられるように、
把手が器の中から伸びたテーブルウェアをデザインした。
通常は木を組み合わせるなど熱が手に伝わりにくいように工夫するが、
発想を転換して素材の特徴をプラスのものと捉えた。

Places :
ミラノ国際博覧会日本館ギャラリースペース
2015.05
Collaborator :
Yuki Funakoshi
Photographer :
Hiroshi Iwasaki