kago & oju

1948年にイギリスで誕生した自動車メーカー、ランドローバー社。
そのランドローバー社から1970年に発売されたレンジローバーは、タフな機能を持ちながら、洗練されたラグジュアリー感を兼ね備え
2022年に第5世代へモデルチェンジされた。

そのレンジローバーのデスクトップ・アクセサリーとして、
蓋つき2層コンテナ「oju(お重)」と、バスケット「kago(籠)」をデザイン。
いずれもレンジローバーから4つのデザイン因子を抽出し、それらを再構築することから形状を導いた。

まず、コンテナは、3つの因子から構成されている。
エクステリアとインテリアに共通して見られる水平に重なり合う地層のような造形は、コンテナの側面に。
上から見た形状には、ふっくらと丸みを帯びた全体と、凛とした緊張感がみなぎる曲線で描かれた角部のデザインを踏襲。
ヘッドランプに代表される水平ラインをストレッチしたような切り込みは、側面のディテールとしてあしらった。
佐賀県の有田焼の職人の手により、磁器として制作されている。

バスケットは、4つ目の因子であるフロントグリルに使用される連続的なスクエアのメッシュパターンを、
アルミ合金を素材に3Dプリンターで表現。
上から見たシルエットも、パターンの一部分を取り出した形状とした。
車のキーの収納を想定し、ペンなどの筆記具は両端の2点で支えることができる。

いずれも、レンジローバーにゆかりのある素材を、対局ともいえる新旧の技術により表現した。

Client:
RANGE ROVER
Collaborator:
Chihiro Yamamoto
Yosuke Matsushita
Arata Nishikawa
Photographer:
Masahiro Ohgami
2022.12