PUMA HOUSE TOKYO

これまでは別々であったプレスルームとイベントスペースが集約され、
新たに東京・青山に誕生した「Puma House Tokyo」のインテリアデザイン。

展示会や各種イベント、メディア対応、フィッティングや貸出しなど、スポーツブランドPUMAのための
多目的空間である。そのデザインとして、まるでツタが植生するように、既存の躯体に自由にまとわりつく
「階段」がたくさん配置された。これは人を移動させる機能としての「階段」ではなく、
PUMAの主力商品であるスニーカーの展示什器としての役割と同時に、空間を特徴づける構成要素という、
新たな機能を与えることを試みたものであった。

それは「階段」が日常生活において最も体を動かしていることが強く実感できる場所であり、
また、スタジアムの観客席や表彰台など、スポーツとの関連性も強いことから導かれたコンセプトでもあった。
結果的に空間に「動き」が生まれ、その空間をフルに活かした立体的な商品展示が可能となり、
PUMAブランドの世界観を存分に体感できる場所となった。

Places:
Tokyo
Client:
Puma
Photographer:
Photographer : Daici Ano
2011.04